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「こどもが欲しい」
夫婦共有の夢として不妊治療に励む留美と末虎。しかし失敗を繰り返すうちに、夢のかたちがゆがみ始める。
「自由が欲しい」
一夜の快楽の結果、授かってしまったカオリと涼太。望まぬ未来に慌てふためき、若さいっぱいにあがきまわる。
「覚悟の一球」
そして留美とカオリ、対象的な2人の女性があるところで出会う…

 

夢のない人生なんてつまらない。
いや、その通りです。でも強い希望は、ときに人をがんじがらめにしてしまうことがある。


9回の裏、最後の一球。
最後。もう、最後。思いつめて、悲壮感たっぷりに。
でも生きてる限り、「次」が来る。終了のサイレンの後、見上げる空の青さ。

さて、じゃあ次、どうしよう…?

 

不妊と向き合う劇作家・たじま裕一氏の綿密な取材による脚本。
2組のカップルを痛快に演じ分ける2人の俳優。
長崎・福岡・大分・熊本を股にかけて誕生した「命のコメディ」、是非、ご覧下さい。   (演出・池田美樹)

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